ネイティブEnglishって、どこの国の英語?

英語が国際公用語なので フィリピンやシンガポールなど 英語を話す国は多いが、英語が母国語の 英語しか話さない国は 英国・アメリカ・オーストラリアである。(ニュージーランドは母国語があるらしい)

でも 英国の発音と、オーストラリアの発音と、米国の発音は それぞれ とても違う。

米国内でも 東海岸と西海岸や南部では それぞれ大きな違いがあり、同じ英語とは思えないし、イギリスでも イングランドとスコットランドでは まるで異国の違いがある。

私は 西海岸のLA地域の会社で15年間働いたので、イギリス人はもちろん  ニューヨークの人の英語も聞き取りにくかった思い出がある。


では どの国の英語の発音が 標準英会話になるのだろうか。


イギリス人は米語のことを「田舎者の英語」と馬鹿にするし、アメリカ人は英国語を「カチカチで何を言ってるかわからない」と批判している。

そして 英国人も米国人も 揃って「訛っている」と オーストラリア人を嘲笑っている。(笑)

まさに 関西弁と 九州弁と 東北弁で、どれが「日本語」?  と論じているのに近い。


さあ、我々はどの発音を手本にすればいいのであろうか?

フィリピンのコールセンターでは 欧米の大企業がフィリピンスタッフにネイティブ英語の研修をしている事を 昨日 お伝えした。

アメリカやカナダの会社のコールセンターであれば 米語を・・・ イギリスの会社のコールセンターであれば 英国語の研修を実施しているらしい。


コールセンターは 基本的に24時間対応なので、勤務は 昼勤務と夜勤務がシフト制になっていて、時給はかなり高めでも 仕事はキツく ストレスも多いのが実情。

そして そんなコールセンターのスタッフ達が 電話応対に疲れて転職をしたくなった時、コールセンターに近い時給で ストレスの少ない英会話を選ぶのが定番になってきている。

しかも 韓国企業のオンライン英会話は、事務所を持たず 講師が自宅の一室を使って PCとインターネット接続の環境を準備するものなので、PCとインターネットのコストを用意できれば、通勤の手間が無くなり 夜中でも 好きな時間に働けるメリットが大きいので、コールセンターから英会話へ流れる人は増加の一途となっている。

フィリピンは やはり治安面で問題があり、現地の人でも 女性の深夜の一人歩きは かなりハイリスクであり、夜勤の仕事にはリスクが伴うことになる。

そういう意味でも、自宅で勤務ができる英会話は、多少 時給が安くなっても 安全面と通勤時間を考慮すれば、かなり魅力的な仕事なんである。


そして、欧米の会社で特訓された彼らの「英語」は、かなりレベルが高く 世界中で通用する。



講師の「英語レベル」について 問題ないことがわかった。


次に レッスン内容について考えてみると・・・

我々日本人の多くは 英語の文法に関しては、実は ネイティブに遜色ないレベルを

高卒時点で会得している。文語体も ある程度 理解していて、読解力はそれなりに備わっているのだ。

しかし 喋れない。

実生活での「英会話」が全く経験なく、「言い回し」が浮かんでこないのである。


そんな日本人に必要な訓練は、「羞恥心」を捨て、「(英)会話」に慣れる、事に尽きる。


これが実現できる「先生」は どのような 「先生」だろう?


私たちが 「ことば」や「会話」を覚えたのは、幼稚園で 最初は人見知りの我々を 先生方が「すごいね~」「上手!」と褒めまくってくれたので、楽しくなって どんどん覚えていったものである。


そう、これです。


自信なげの会話を褒めてもらって、通じることの嬉しさを感じさせてくれる「講師」、25分のレッスンが アッという間に過ぎて、次のレッスンが待ち遠しく感じる「講師」。

英語の言い回しや 単語を教える先生ではなくて、生徒に 毎日 英語を喋りたい と思わせるような先生・・・こうなると、生徒の会話力はどんどん上達する。


今や フィリピンでは たくさんの英会話講師がいるので、私の狭いネットワークでも 3人の現役講師とコンタクトがとれた。

3人共 自宅勤務者で、2人はマニラ在住で 韓国の英会話スクール、あとの1人は ダバオ在住で 日本の英会話スクール。

いろいろと聞いてみたら・・・

〇 韓国の会社は 1コマ30分(日本の会社は 皆25分)で、レッスンの合間に トイレにも行けない。

〇 会社からは 契約時に研修があった以外は、客からクレームが来なければ レッスン内容にもノータッチ。

〇 3人の経験は 1~3年半で それぞれ 常連の生徒もついていて、自分が稼ぎたい分だけ予定を組むようにしており、モチベーションはそれほど高くない。


3人とも 25~30分のレッスンを淡々とこなしている印象で、会社はレッスン内容は全く管理していないようだ。


こうなると サービスの質は それぞれの講師次第、会社ごとの差別化は 価格のみ・・・ってことになってしまう。


ちょっと 差別化できるヒントが浮かんできたのだ・・・!

理想の オンライン英会話を目指して・・・

自分が 仕事で英語を喋らなければならなくなった時、オンライン英会話なんてなかった。 便利で、手軽で、安くて、 もし当時、そんな英会話レッスンがあったら、 もっと短期間で、もっと楽しく、もっと楽に、英語が喋れるようになっていたろうに。 日本人にマッチした 敷居の低いオンラインレッスンを実現したい・・・

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