馬鹿にできない・・・フィリピンの英語
高校生や大学生が 休学して 海外へ留学したり、社会人が 会社の指示で 海外の大学へMBA取得の留学する事がありますよね。
多くの場合は アメリカやイギリスなどの欧米圏へ行くようですが・・・
実は 最近、フィリピンへの英語留学が急増している。
日本人が欧米へ英語留学していたのと対照的に、韓国人が 20年ほど前から コストがべらぼうに安いフィリピンへ 子供を英語留学させ始めたのである。
そして 10年ほど前から、日本の英会話業者も フィリピン留学を始めたのである。
マニラやセブの事務所近くのホテルを借りて、毎日7時間の対面レッスンを1ヶ月、約150時間の英語漬け生活が 35万~40万ほど。
欧米と比較したら 1/2~1/3 のコストで 英会話が上達する・・・
今や 海外に拠点を出している かなりの企業が、このサービスを利用している。
欧米に1週間 出張させるのと同じくらいのコストで、1ヶ月の留学が可能に!
そんな訳で、実は フィリピンには日本の英会話業者だけでなく、韓国の業者もたくさん運営していて、日本人と韓国人相手の英語教師が大勢いる・・・状況になっている。
彼らの英語能力は どれぐらいなのか?
日本の大学進学率は62.4%らしいが、フィリピンは35.8%しかありません。
ちなみに 韓国は なんと95.3%!! 世界一の学歴社会です。
じゃあ フィリピン人の英語って?? 大丈夫なの???
実際に 街中やテレビでは現地語のタガログ語と英語が混在で飛び交ってますが、彼らが日常喋っているのはタガログ語。
英語はどれぐらい喋れるのだろうか?
先日 フィリピンにはたくさんの欧米企業のコールセンターがある、とお伝えしました。
彼らの電話をかけてくる顧客は ほとんどがネイティブスピーカーで 苦情の訴えも多い為、彼らはフィリピン人を採用すると1~2ヶ月かけてネイティブ英語を教育するのだ。ネイティブの欧米人が怒って電話してきた時に 応対したスタッフが話しが通じないと「責任者を出せ!!」となってしまうからだ。
この為 コールセンターで働くフィリピン人は ネイティブスピーカーであるが、その苦情ばかりの電話応対に疲れて 離職率が高い。
そう・・・ コールセンターを辞めたフィリピン人が、オンライン英会話へ流れていくのである。外人相手は一緒だが、コールセンターと違い 英会話の生徒達は従順で 言いなりであるから、ストレスをほとんど感じることなく稼げるわけである。
今や フィリピン人教師は、欧米人に引けを取らないほどの英会話指導力を持っている。
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