英語を喋りたい人は どれくらい?
オンライン英会話に申し込む可能性がある人って、何人くらいいるのだろうか。
確かなデータが存在しないので、需要想定をしてみよう・・・
このグラフは、2017年度の18歳の人口が120万人で、その内 68万人が大学受験をしたのである。その数は 年々 減少している。
一方 全大学生の数は 280万人で、人文化学部(文学部・外国語学部など) が15%、社会化学部(経済学部・法学部など) が33%、理工学部が18%、医学系で12%、教育系で8%、となっている。
大学生の内、外国語学部の英米語学科で英語を勉強していて、卒業後も 英語能力を活かした職業に就きたい、と考えているであろう学生さんの数を想定してみると、約1~2%の4万人の学生が 需要対象になり得る。
次に 社会人では どうであろうか。
多くの日本企業が 海外に進出して久しいが、今や 7万2,000ヶ所の 海外拠点を設置している。
このグラフは 2014年度に 結婚などによる海外永住者が44万人、就労ビザを取得した3ヶ月以上の「長期海外滞在者」が85万人で、合計129万人の海外在留邦人が居たことを示していて、その数は 毎年 過去最多を更新している。
「長期滞在者」85万人のうち、46万人 (54%) は「民間企業」に勤務する人で、「長期滞在者」の多くは ある期間を過ぎると日本に帰国する。
つまり 毎年8万人の帰国者があっても、それ以上の10万人の新たな「長期滞在者」があって 帰国者を上回る 新たな長期滞在者が増え続けている。
これは 「長期滞在者」が平均7年の滞在とすると、毎年 6万人の帰国者に対して 8万人の新たな「海外転勤者とその家族」が出国していくことを示している。
「団塊の世代」が70代となり、日本は正に 超高齢化社会となっている。
実は この世代が 一番 「金」と「時間」を持て余している。
大学の高齢者向けのオープンキャンパスは、今 大盛況である。
専門学校の シニア向けカルチャー講座も、満席である。
日本人は、特に この世代は 「お稽古事」が大好きなんである。
彼らの1%が「次の海外旅行では、自分で喋りたい!」と思ったら、約20万人・・・
文部科学省が 次期学習指導要領を発表し、2020年に 英語のコミュニケーション能力(英会話力)の育成を最優先課題とするらしく、高校入試や 大学入試の共通試験にも 「スピーキング試験」が追加されるらしい。
小学校5年から必修になっている「英語」も、3年生から必修となり、週1から週2へ増やすそうだ。
小学生の親は どうするであろうか。
他の「習い事」を減らして 「英語塾」へ行かせる、新たに「オンライン英語」を追加させる・・・
年々 新生児の出生数は減少しているが、それでも 全国の小学生は600万人。
1割の小学生が「英会話」を習い始めたら、60万人となる。
英語を勉強していて「英会話」をミッションとしている大学生が4万人、
海外転勤を予定していて 「英会話」が必須の社会人とその家族が8万人、
「英会話」チャレンジ高齢者が、20万人、
「キッズ英会話」予備軍が、60万人。
想定される需要総数は・・・100万人に迫る??
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